Rayz RZ4102S-UL Twitchin' (Spinning model)
Rayz RZ4102B-UL Twitchin' (Bait model)
Twitchin'(トゥイッチン)モデルは、ライトウェイトルアーの扱いに長けた機種として仕上げてあり、
基本コンセプトとして軽量ミノーのトゥイッチングに特化したロッドだ。
ルアーのサイズだと、4〜5cmサイズのミノープラグで、2gに満たないフローティングミノーから、
4g程度のシンキングミノーが扱い易いバランスに仕上げている。
もちろんミノーだけでなく、軽量ルアーであればスプーンやスピナーなど、
アングラーの扱い次第で自由に遊んで頂きたい。
・Twitchin'の後継
前作を知っている方は、全長が短くなったと感じた方が大半かと思う。
前身となったRZ53ULが5'3"ft(160cm)に対して、
後継のRZ4102S-ULは4'10"ft(147cm】と全長のショート化を図っている。
厳密に言うと、見えているブランク部分を5.5cm、リアグリップを7.5cm短くしてみた。
実はこの機種、ユーザーの方からの意見も多く取り入れて開発を進めた経緯がある。
前作のRZ53UL(Twitchin')を使っていて、少し短く出来ないか?との意見からだった。
ここで、短いロッドが欲しくなる要因を考えてみよう。
①キャスティング性能
渓流の釣果を大きく左右するのが、いかに狙ったポイントにルアーをキャスト出来るかだ。
短いロッドの方が手先に近い感覚となり、障害物やブッシュの奥へタイトなキャストが容易になる。
あらるゆ位置からキャストが出来る事もチャンスを増やす事が出来、
オーバーヘッド、サイドハンド、アンダーハンド、
フリップキャストなど気負いせず使えるのも短いロッドの利点だろう。
ただ、高まるトラウトフィッシングの人気と裏腹に、
フィッシングプレッシャーが高く魚は簡単に釣り難い状況も多い。
適度に離れた距離(魚から感付かれない位置)からでも、しっかりと投げ込める長さも必要だ。
5ft前半のロッドに匹敵する飛距離を出せる長さが、4'10"ftとなった理由でもある。
②ハンドリング性能
ワンハンド(片手)でキャスト、ルアー操作、ファイトを行い易いグリップの長さも欲しくなる。
リアグリップの長さを短くし、極力邪魔と思えないリアグリップ長に仕上げてみた。
しかし、単純に短くするとモーメント(重心位置)が崩れてしまい、持ち重り感が出てしまう。
今作は誰にでも扱い易いロッドが目標でもあるため、モーメントが崩れてしまっては元も子もない。
そこでグリップエンドにラバーの着いたキャップを採用し、
モーメントを改善することが出来ている。
自重こそ前作に比べて重くなってしまっているが、
実際に手に取った時のバランスの良さを体感すれば数値では図れない良さを分かって頂けると思う。
・2つの個性
同モデルには、スピニングとベイトモデルを用意している。
ライトライン、ライトウェイトのルアーを扱うことはスピニングの優位性は高いが、
近年のフィネス系ベイトリールを取り入れる事で、ベイトタックルでの人気も高くなった。
両機種とも同じブランクを使用しているが、前作に続いて小口径ガイドを取り入れ、
ブランクだけを振っている様な軽量感を味わえるはずだ。
・Twitchin'を楽しむために
往年の名作と呼ばれたミノーは、軽量であった事がTwitchin'を必要とした大きな理由だ。
前作でもそうだったが、近年のヘビーウェイト化するルアーへのアンチテーゼとしてTwitchin'がある。
軽量ルアーをテクニカルに操作し、Twitchin'でなければ出せない魚も居る事が分かると、
渓流ルアーフィッシングは更にディープな世界が見えるはずだ。
Staff Funaki
Rayz series concept
・RZ542S-L Jerkin'
・RZ632S-L Jerkin'
・RZ6102S-LML Super-Yamame
・RZ772S-ML Variable-Shooter
・RZ542B-L Jerkin'
・RZ712B-MLM Variable-Hounder
・Newレイズは何が変わったのか?(2019年10月24日掲載)
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