Rayz RZ842S-MMH , RZ842B-MMH (Silver Scale)

 

Rayz RZ842S-MMH (Silver Scale)          2021年2月発売予定

  Lure : MAX25g Line : MAX12lb(PE 1.0)

 

Rayz RZ842B-MMH (Silver Scale)         2021年2月発売予定

  Lure : MAX25g Line : MAX12lb(PE 1.0)

 

 

【本流・湖対応オールラウンドモデル】

本作は本流域と湖で幅広く使えることを考えたコンセプトにしており、

本流と言っても規模は様々で開発にあたって対象にしたフィールドは、

中規模河川から大規模河川と湖での使用を考えて開発に挑んでみた。

サブネームのSilverScale(シルバースケイル)とは〝銀の鱗〟という意味で、

遡上魚や回遊性の強い鱒族をターゲットにしたことから名付けている。

これは 旧レイズ(RZ87H) のサブネーム(SilverScale)から来ており、

前作の系譜より続く機種としてサクラマスをはじめ大型のトラウト向けに、

国内の様々なフィールドでの使用に対応出来る様に設定した。

今作もメーンテスターには佐藤氏に参画して貰い、

3シーズンに渡り納得が行くまでテストし完成させている。

 

【8フィート前半のレングス設定】

レングスを8フィート4インチと設定したのは、

遠投性能と適度な操作性を狙ってのことだ。

レイズ(RZ87H)は想定したフィールドが東北の大河での使用を前提に、

ヘビーウェイトのルアーを扱えることと遠投性能を重視しての事だったが、

北陸エリアの河川などフィールドによっては長いとの意見も聞いていた。

操作性の面はロッドが短ほど良く、逆に遠投性能は長いほど高まる。

端的に言えば、もう少し短めの『SilverScale』が求められた訳だ。

 

 

【スピニングとベイトタイプの2種】

本作はスピニングとベイト共に、共通のブランクを採用している。

スピニングタイプは佐藤氏にテストを依頼し、そこでOKを出したブランクを基に、

私(舟木)がベイトタイプにチューニングを施している。

同じブランクであっても、リールの形状で個性は変わってくる。

スピニングタイプの方は、ベイトに比べガイド数が少なく軽量になる事から

繊細な操作に長けており少しフィネス寄りなテイストに感じられると思う。

逆にベイトタイプは、太いライン(モノフィラ8ポンド以上)でも扱い易く、

ガイドが多いのでガッシリした印象がありパワフルさを感じられる。

実際にフィールドで使うと、ダウンクロスから直ダウンにルアーを引くと

ベイトタイプの方がリールにトルクがあるので巻取りも力強く行える。

近年のベイトリールなら性能面もアップしているので、

飛距離は遜色なく様々なフィールドでも活躍してくれると思う。

 

【特殊なガイド設定】

RZ912S-Hと比べ、RZ842S-MMHの方がガイド設定を大きくした経緯がある。

厳密には、ティップからベリー部にかけてのガイド(リング径)を大きくし、

ナイロンラインを使って釣りをしても扱いやすいサイズを選んでみた。

 

(写真はトップ部に採用しているガイド。1ランク大きく設定している)

 

PEラインだと、感度の面や飛距離の面でのアドバンテージがある分、

ダイレクトに力加わってしまう為に魚が暴れ易いのがウィークポイントになる。

反面、ナイロンラインの特性は適度にラインが伸びてくれることで、

ヒットした魚を不用意に暴れさせない事でバラシを防ぐことに繋がる。

佐藤氏とのディスカッションの中で、ライン選択も重要…との会話から

ナイロンにも対応するガイド設定を模索する事になった訳だ。

 

ただ…サイズを大きくすれば良いといった単純な話ではない。

何度目かのサンプルでは、ガイド径を大きくした事でナイロンでは良いが、

PEラインだと抜けが良すぎて無駄なラインを放出してしまうとの事だった。

では、どうするか…?。

佐藤氏から面白い提案があり、渡してあった何本かのサンプルを組み合わせると、

ナイロン・PE両方で扱いやすい設定が見つかったとの事だった。

これを参考にサイズ・位置を見直し、再度サンプルを作成・テストしてみる。

結果としてティップ~ベリー部は大きめのガイド径、

バット部はサイズを少し小さなサイズとすると、

どちらのラインであっても適度な飛距離と操作感を手に入れることが出来た。

 ※テスト時のライン設定
  PEライン(VARIVAS MAXPOWER S-spec 0.8号)
  ナイロン(VARIVAS BIGTROUT 12lb)

ベイトタイプは、リールの構造上ストレートにラインが放出されるため、

ガイド自体は大きくする必要が無かったため、

スピニングほど大きな番手は採用せず、少し小さめのサイズで設定している。

 

 

 

【適正範囲】

RZ842S-MMH(スピニング)の場合

 ミノープラグ 7~9cm(6~15g)
 スプーン 7~18g

RZ842B-MMH(ベイト)の場合
 ミノープラグ 7~9cm(8~15g)
 スプーン 10~21g

 

両機種とも25gのスプーンまではフルキャスト可能なスペックに仕上げてあり、

プラグ類ではバイブレーションの20g程度が扱いやすい上限位に感じている。

リールによって使用感が変わり、ベイトの方がやや重めのルアーまで対応出来る。

 

【オールラウンドとして】
 

河川規模にもよるが、本流でサクラマスを狙ってみたい!という方や、

1本で幅広く扱えるロッドが欲しい!という方にオススメしたい。

クセも少なく誰が使っても投げやすいのも特徴で、

それでいてエキスパートの方でも納得のバランスに仕上げたつもりだ。

ぜひ、SiverScaleの系譜を感じてみて欲しい。

Staff Funaki

 

 

 

 

【TestReport】

フィールドレポート(2019年3月20日掲載)

フィールドレポート(2019年3月11日掲載)

 

【Rayz series concept 】
 SpinningType
RZ4102S-UL Twitchin'(2019年11月13日掲載)
RZ542S-L Jerkin'(2019年11月14日掲載)
RZ632S-L Jerkin'(2019年11月14日掲載)
RZ6102S-LML Super Yamame(2019年11月26日掲載)
RZ772S-ML VariableShooter(2019年12月6日掲載)

RZ912S-H SilverScale(2020年12月2日掲載)
 BaitType
RZ4102B-UL Twitchin'(2019年11月13日掲載)
RZ542B-L Jerkin'(2019年11月14日掲載)
RZ712B-MLM Variable-Hounder(2019年12月3日掲載)

 

 

 

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